第7次日本臨床疫学会において優秀口演賞を受賞した研究成果が公開されました!

 このたび、広島大学病院 総合内科・総合診療科の研究チームは、 「COVID-19パンデミック中における肺炎球菌(S. pneumoniae)およびインフルエンザ菌(H. influenzae)の抗菌薬感受性動向の評価:全国抗菌薬耐性データベースを用いた中断時系列解析」 を Journal of Infection and Public Health に発表しました(DOI: 10.1016/j.jiph.2025.102707)。
 本研究では、COVID-19パンデミック中の感染対策が、飛沫感染を主とする S. pneumoniae と H. influenzae の発生率および抗菌薬感受性に与えた影響を評価しました。全国の医療機関からのデータを用いた結果、両菌の検出率は減少したものの、抗菌薬感受性の大きな変化は認められませんでした。一方で、H. influenzae に対するスルバクタム/アンピシリン(SBT/AMP)の感受性がわずかに上昇 する傾向が観察されました。
 この研究は、日本の感染症サーベイランスデータを活用し、感染症流行と抗菌薬耐性の関係を解明する重要な一歩となりました第7次日本臨床疫学会において優秀口演賞を受賞 した報告でもあり、抗菌薬耐性対策の今後の方向性を考える上で貴重な知見を提供します。
 詳細は、上記DOIリンクより論文をご覧ください。今後も感染症制御と抗菌薬適正使用の推進に貢献できるよう、研究を進めてまいります。
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