【研究紹介】COVID-19後の四肢切断リスク上昇 - 医療レセプトデータベースによる大規模観察研究より

2025年5月23日、宮森先生らの研究グループは、COVID-19感染者における四肢切断リスクの上昇」を報告しました(Journal of Diabetes Investigation誌)。
研究概要
本研究は、日本の公的医療保険データ(約310万組のマッチドペア)を用いた大規模コホート研究です。感染歴のある人は、ない人に比べて切断の発生率が約2.3倍と有意に高く、そのリスクは2年以上持続することが分かりました。特に、持病を複数持つ方(Charlson併存疾患指数≧2)では、さらにリスクが高まる傾向が見られました。COVID-19後の血管合併症には長期的な注意が必要であることが示されました。
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吉田先生の論文がAging Clinical and Experimental Researchに掲載されました